目的

子供達にスポーツ(サッカー)に親しむ環境をつくり、スポーツ本来の楽しさや素晴らしさを知ってもらう。

  • 活動場所が学校のグランドだと自宅から近く、送り迎えの手間がないので、サッカーをやりたい子供自身で通える。(便利)ーーーー→底辺の拡大(普及)
  • スポーツ本来の楽しさや素晴らしさーーーー→遊び(本来自由で主体的)の要素を含む運動をすることで、身体を動かす充実感を得る・仲間を得る・物事を達成する喜びを得るといったことが体験できる。

サッカーを通じて子供達の心身の健全育成を図るとともに、礼儀や挨拶といった基本的な良い生活習慣を身につけさせる。

  • 成長に応じたトレーニングを行い、子供の発育発達を図る。特に少年期は人間の神経が急速に発達する時期なので、様々な動作が組み合わさっているサッカーのプレーによってその発達を促進させる。
  • 少しぐらいの困難を乗り越えられる精神力、物事を頑張ってやり遂げる根気がついたり、集団の中に入ることによって社会生活に必要なルールやマナー・周りに対する気配り・優しさ等を身につけていくことを願う。ただし、子供達の根気は、自分の好きなこと・楽しいこと・価値を見出していることに対してだけ「根気強い」ことを理解する必要がある。さらに、基本的な良い生活習慣は、クラブ・家庭・学校・社会のいずれもが携わることを理解して頂きたい。

総合型地域スポーツクラブ「大広田元気スポーツクラブ」の一員として、地域に密着したスポーツ文化の振興と創造に寄与し、生涯スポーツを楽しむ基盤とする。

  •  少年期から一貫した指導体制と地域のいろいろな関係者のサポートを得ながら選手の成長を見守る。
  • スポーツを通じて地域の多くの方と関わり合いながら社会生活を過ごすことにより、周囲の様々な人々とコミュニケーションがとれるようになり、また、互いにいろんなスポーツを生涯にわたって楽しめる(プレーする・観戦する)環境を整える。地域密着の活動としては、北部地区の幼児を対象にしたキッズサッカーフェスティバルの開催、また親子サッカーまつりでは「パパチーム」・「ママチーム」と「子供チーム」の試合を行い、保護者や指導者、その他のサッカー好き・スポーツ好きの多くの方が一緒に楽しめる(子供達と「サッカー及びスポーツ」を共有する)企画を行っています。そして2006年から地域総合型スポーツクラブである「大広田元気スポーツクラブ」が発足し、子供からお年寄りまでが共に生涯スポーツを楽しむスポーツコミュニティーの場としての活動を始めています。

指導方針

長期的視野に立って常に将来を見据えて指導し、「個」を育てる。

  • 子供達は時間をかけて大人へと成長していきます。そこには多くの指導者・大人が関わります。育成年代は大人になるまでの、多くの指導者のリレーによる共同作業なのです。最終的な大人のサッカーに求められる多様性に対応するスキルを身につけるために、どの年代でどのようなサッカーをすべきか?年齢とともに求められるものが変化していきます。
  • 当クラブでは長期的視野に立って常に子供達の将来を見据え、選手1人1人の個性に目を向けた中で、その年代に合った段階的な部分目標を設定し、その年代に適した環境を提供すること、すなわち発育発達段階に応じた指導を心がけています。なぜならば、それこそが魅力的なサッカーに出会うこととなり、生涯好きでサッカーに関わっていく、すなわち「サッカーを一生の友に」にできる基礎づくりとなります
  • 育成の最大の目標は「個」を育てること。育成の結果はすぐには結果として現れません。大きな目標に向かって一歩一歩、地道に進んでいかなければなりません。指導に「王道」はないのです。プロ選手となり、頂上を極めるのはほんの一握りの選手のみ。そんな選手を育てることへの指導者の評価と同様に、指導した子供達がサッカーを楽しみサッカーを続けていくこと、サッカーに関わっていくことも我々指導者の評価に値すると考えています。
  • 子供達は勝ったり負けたり、成功したり失敗したりして成長していきます。「勝った、負けた」だけでなく良い点を見つけて指導者や親が褒めてあげる。ポジティブな励まし、チャレンジを繰り返すことが子供の自信となり、力になります。「勝敗を競うことは最終目標ではなく、育成の手段とする」私たちが重要視する点です。

「サッカーを一生の友に」できる基礎づくりをする。

  •  「目的」にあるスポーツの楽しさ・素晴らしさを体験させるため、子供達が飽きない(楽しい・もっとやりたいと思う)ような、そしてサッカーを嫌いにならない(サッカーが大好き・自発的にサッカーに取り組む・自分で考え工夫させる)トレーニング方法や指導方法を指導者が常に工夫・努力して行う。
  • M-T-M(マッチ・トレーニング・マッチ)を中心に。ゲームで選手たちの課題を見つけ、その課題を練習し、練習で行ったことをゲームで試してみる。(※指導者も常に子供達にとって、良い手本であるために、ゲーム及びトレーニングのなかで選手から学び、それを選手に還元する)
  • 個々の特性(それぞれ得意なものが違う)を見出し、その子の良さ(可能性)をどうやって引き出して、より大きく伸ばし、次の段階へつなげるかを心がける。そのために、いいところは褒めて、自信をつけさす。また、うまくできないところは頭ごなしに注意するのではなくて、「こうしたほうがもっとよくなる」という感じで、本人に話し、考えさせる。

発育発達段階に応じた指導をする

  • いろいろなスポーツを経験させたり、サッカーのトレーニングのなかに幅広い運動を組み込み、動きの器用さ・調整力などの運動神経を刺激し発達させる。
  • 子供達は同じ年齢でも、身体の発育度合も課題を理解・克服する早さも千差万別なので、1人1人に目を向ける。そして個々の成長に合わせ、「いつの時期に」・「どういう目的で」・「どのようなトレーニングを」を常に考え、将来の姿を想像しながら指導を行う。また、体格にとらわれず子供の機能面を育てる。
  • 子供達は未完成な存在であり、今はできなくても時間が経てば、できるようになる存在。できない事をどれくらいやろうとしているか・どのようにやろうとしているのかを評価し、そういうチャレンジ精神の大切さを教えていきたい。(忍耐強く見守る)
  • ゲームにおいて、いろんなポジションを経験させる。→可能性が広がる。
  • それぞれの子供の実態を指導者が把握し、ある課題に対して、もっとも吸収しやすい時期にその課題を与える。また、良いタイミングで適切なアドバイスを与える。
  • 成長していくにつれ、指導者側から与えられたことだけを行うのではなく、自分で考え、判断し、自分の意図を持ってプレー・行動するよう導いていく。(指導者の考え、判断だけを押し付けない)→クリエイティブな選手(局面に応じた、もっとも適切なプレーができる選手)に!

 勝敗を競うことは「最終目的」ではなくて育成の手段とする

  • 少年期で最も大きな目標である「完成期(将来)に向けて選手を大きく育てる」ことの大切な「手段」(試合を成り立たせる。日々のトレーニングのモチベーションを高める)
  • 目先の勝利で、子供達にプレッシャーをかけないようにしよう。→大切なのは勝敗よりもサッカーを楽しむこと。そして子供達が自らの目標へチャレンジしていくプロセスこそが、今後の子供達の人生にとって必ずやプラスになるとスタッフは信じています。
  • ファイティングスピリットがあり、負けず嫌いな子供は将来的に伸びるので、そうした面は大事にする。ただし、ゲーム等で勝つことばかりにこだわるあまり(勝利至上主義)、少年期の育成段階において大切な部分(※将来、子供達が大人になっても必ず生きる「財産」→ジュニア~ジュニアユース年代のときに獲得した技術)が、おろそかにならないようにする。そのために、指導者をはじめとする大人達(父兄も)が目先の勝利ばかりを求めない姿勢を持ち続け、そして子供達が失敗を恐れずにプレーできる(日頃のトレーニングで行っていることを積極的にチャレンジさせる)環境を整える。→子供達が成長していくためのプロセスでは、たくさんの大事な失敗がつきもの。クリエイティブな選手になろうとする「芽」を摘み取ってしまわないように注意する。
  • すべての選手にゲームでのプレー(ボールに触れる)のチャンスを!
 考え方
  • 勝つことは大切だけれど、この時期もっと大切な事がある。それを意識して、現在の自分のベストをつくし勝つことの方がもっと重要である。(ベストを尽くした先に「勝利」がある)。マルーンでは、そこに至る選手達のプロセスを大切にしたい。

その他

  • 子供達の成長のため、スタッフとご父兄の方々で積極的にコミュニケーションを取り合いましょう。子供達のことで気になった事があればコーチに教えて下さい。
  • 出来る限り時間を作って子供達の日頃の練習や試合を観てあげて下さい。子供と楽しみの時間を共有しましょう。
  • 子供達には自分のことはなるべく自分自身でさせましょう。答えを先に出すのではなく、色々な場面で「待つ」余裕を持ちましょう。子供達が「ありがとう」「ごめんなさい」を言えるようになりましょう。
  • レフェリーはレフェリーに、コーチはコーチに任せましょう。試合では、自分の子供だけではなく、チーム(全ての子供達)のサポーターになってください。
  • サッカーが大好きな子供達をしっかりと大人がサポートしていきましょう。
  • 子供の自立を応援し、助け、見守っていける最高のサポーターになりましょう

 マルーンU-15・3種(中学年代)の育成方針

中学1年の4月から中学3年の10月頃までの2年半を1つのスパンと考え、その中でどう選手達を成長させ、大きな伸びしろをもたせて次のステップ(高校年代)につなげるか?

  •  中学年代は、大人のサッカーのスタートで、ピッチもボールも大人と同じになり、広い展開、駆け引きが必要。だからといって、大人のサッカーをそのまま求めるのはいかがなものか?U-14は感覚的なサッカーから一歩進んで、状況を観て判断する能力が問われる年代であり、U-16は勝利を目指す上で必要な、総合的な能力が問われる直前の年代。この年代で、マルーンはどう育成に携わるか?
  • 選手の個性・将来像に注視しながら、それを支えるベースになるべきところを大切に。高校へ行って戦術がそれぞれ、中学年代と違うことが求められても対応できるように、この年代では個のベース・個人戦術・グループ戦術の引き出しを各選手に多く持たせられるようにしたい。同時にその選手にしかない武器(特性)を磨いていくことも大切にしたい。
  • マルーンのこだわり「個人としてゆるぎのない技術の習得と個人の能力の向上」
  1. ボールを自在に扱える(蹴る・止める・運ぶ)ことの追求→反復練習の重要性
    • 質の高いキック・・・どんな状況でもパス・シュートともしっかりとコントロールされたキックが出来るように。
    • 正確で落ち着いたファーストタッチ・・・余裕がある方が情報収集・判断力が早くなる。
    • 相手からの厳しいアプローチの中でもボールを失わない・自分から仕掛けられる力。
    • ヘディングの技術・駆け引きの向上
  2. 理解力(個人戦術を高める)
    • 自分の現在の能力を知ったうえでの相手との駆け引きを身につける。
    • ポジショニングでの優位性の確保ならびに修正能力を高める。
    • スペースの作り方・使い方・入り方など実践の中で起こることに対しての対応力。
    • 各ポジションの特性を理解する。
  3. 考える習慣
    • 選手がトレーニングに取り組む姿勢は成長していくにはとても大切。与えられたメニューをこなすだけではなく、時には選手達にもグループで練習メニューを作成するなどし、選手が指導者の目線に立つ機会をつくることで、自分たちの課題の発見とその克服のために練習で工夫する力・取り組み方の変化・成長につなげる。
  4. 心肺機能の向上、年齢・成長に応じた身体能力のアップ
  • 「選手として成長していくために、自立した大人に変わっていくために」
    1. 「上手くなりたい」という向上心・サッカーに対する強くて熱い気持ち・諦めないこと・信じる・継続するということを選手には常に持ち続けていくよう求めていく。
    2. サッカー選手として、またひとりの人間として成長していくために必要な様々なことを意識させる。(食事・睡眠・休息・自己管理・社会のルール・マナーを守る・積極性・学校生活・挨拶・感謝など)
  • 次の3つの要素の底上げをはかる
    表現知能
    テクニックの習得、頭の中でイメージしたことがプレーでしっかりと表せる能力
    学習知能
    指導者の言うことをきちんと理解する能力
    正確知能
    どんな状況下でも、いつでも同じように状況判断しプレーできる能力